社会科学
古典かつ適切な分量 2022年から友人と開始した読書会,記念すべき1冊目はショーペンハウアーArthur Schopenhauer(1788-1860)の『読書について』(岩波文庫,斉藤忍随訳)となった. 前回のエントリーの問題意識を踏まえつつ,まずは時間内に読める分量の古典か…
かつて社会を先導する役目を追っていた知識人は,特権階級として嘲笑される存在になったのか.アメリカの反知性主義を手がかりに,インテリゲンツィアのあり得べき姿を考える.
短い論文ながら,理性と自由を世界史的プロジェクトへと昇華したカントの著作.啓蒙のプロジェクトは,果たしてその役割を終えたのか?その魅力と現代の意義をもう一度考える.
「きっとかれは正しいのだろう。 あまり感傷的になっても仕方がないし、犬は茶色がいちばん丈夫というのはたぶん本当なんだろう。」空気を読むことの意味.寓話から読み取る全体主義への警鐘.
経済という成長という希望と解放のの物語は,「必要」からやがて「脅迫的義務」へと変化する.人口減少や資源の有限性は,私たちに別の経済社会の在り方を訴えてはいないか.
イノベーションを初めとする経済成長戦略は,果たして人類を幸福にするのか.技術革新の人類史から振り返る,我々の社会のネガティブとポジティブ.
日本の税金は本当に高い?資本主義が格差の拡大を前提とした仕組みであるとしたら,税は何のための義務なのか.日本の税法から考える.
かつて神経症と言われていた不登校は,フリースクール等の新たな選択肢により社会に受け入れられたかにも見える.「ダイバーシティ」,「多様性」は子どもたちを幸せにするのか.